大人の魅力
★ 平成20年6月30日(月) 大人の魅力 |
独立行政法人国立青少年教育振興機構の調査によると、なりたい大人が周囲にいないと考えている中高生は約5割に上ることが分かった。と。 これって、魅力のある大人が減ったのか、あるいは子供達が大人に興味を示さなくなったのか、どっちだと言い始めると、鶏が先か卵が先かという理論になる。 多分そんな事じゃなくて、もっと違う所に答えがあるような気がする。 例えば私が子供の頃、まだインベーダーゲームも無い時代ですよ。ゲームと言えば人生ゲームかモノポリーと言ったボードゲームを指し、それ以外は将棋かオセロ。おませさんはチェスか麻雀をしていた頃ですよ。 子供は基本的には日が暮れるまで外を走り回るのが当たり前で、遊び場の近くには決まって頑固親父というか、恐いおじさんがいて、よく怒られました。 怒ると言っても、「うるさい!」とか「邪魔だ!」とか言う物ではなく、いたずらや遅くなっても帰らない事に対して“叱られた”ような気がします。 ![]() ある時その恐いおじさんが、お菓子をくれたりジュースを飲ませてくれたりして、自分が子供の頃は、みたいな話を聞かせてくれるのです。 そうすると今まで恐かったおじさんが、凄いおじさんに変わるんですね。 その後も相変わらず叱られるのですが、お菓子をくれたおじさんなので、素直に言う事を聞くようになるのです。親が教えてくれない事を、他人から教わっていたんですね。 もちろん親ともよく話しましたよ。今のようにテレビゲームや携帯電話がありませんので、親と一緒にテレビを見ながら、親から色々教わるのです。 ところが今はどうでしょうか。外で遊ぶ子供が減りましたし、外に出てまで携帯ゲームで遊ぶ始末。中高生は携帯電話を手放しませんね。 なんだか人間同士の、心と心のコミュニケーションが極端に減ったような気がします。 携帯電話のような便利な道具を使うのは大いに結構です。しかし使い方を間違えてる。 上司の携帯に、「今日、休ませてください」とメールを入れてそれっきりにする奴。こんな奴が社会人なわけだ。上司がそいつのために予定していた仕事のフォローはどうするの? 大人が率先して人間関係を希薄にしている。そんな大人になりたいとは思わないよな。 子供達のなりたい大人云々以前に、大人達が忙しさに感(かま)けて子供達に係わっていない事の方が問題かもしれない。 大人自信が変わって行かないと、子供達は何も知らない大人に育つぞ。 イタリアの世界文化遺産に日本人が落書きしたという事件なんていい例じゃないか。我々が子供の頃は、落書きなんてよくしたけど(笑)、物凄く怒られたもんな。ましてや落書きをして自分の名前なんか書かなかったぞ。 旅の恥を“書き”捨てるなよ(笑 |
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