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2008年7月16日 (水)

新書

 平成20年7月16日(水) 新書
本を買った。

0716_1

米津一成さんの「自転車で遠くへ行きたい。」と言う本です。

この本は著者が42歳で自転車に目覚め、以後5年間走り回った記録を本にしてあるのですが、兎に角共感したと言うか驚いたと言うか、私が今後数年間に自転車海苔として歩むであろう道のりを、過去形で読んでいるようでした。

本の始めに、「自転車少年記」という小説の一文が紹介されています。

「300キロもの距離を走ると聞いたら敬遠したくなるのが普通の感覚だろうが、自転車好きの場合は違う。ロードレーサーに慣れれば何十キロという距離を平気で走れるし、一度長距離の壁を越えてしまった者にとってはコースは長ければ長いほど魅力的なのだ」と。

著者がロングライドの魅力をこれほどまでに簡潔に紹介している文章は、他にないと言っているように、この著者もロングライドに見せられてしまった人のようで、600kmのブルベも完走しているようです。

また、著者が語っているように、今まで車で当たり前のように走っていた場所や、ちょっとしたドライブに出掛けていた場所も、自転車で走ると全く違う景色に見えるというのですが、これは本当にその通りですよ。

例えばこの写真。

0716_2

川に架かっている橋の部分が、神奈川県と山梨県の県境です。

車で通りすぎれば何となく県を越えた位の感覚でしょうが、これは自転車で越えた時に撮った写真で、見えている景色は県境ではなく、県を越えたという達成感なんです。

これが楽しくて乗ってるわけですよ。でもどれだけ楽しいかは言葉では表現出来ません。強いて言うならば、「走ればわかる」と言う事だけです。

また著者の曰く、「ロードレーサーは人間と機械の最も幸福な妥協点だと思う。人間がある距離を移動する場合、最もエネルギー効率のいい乗り物は自転車だと言われている。その自転車の中で最も効率がいいもの、つまり最も速く遠くまで走る事が出来る自転車がロードレーサーだ。ロードレーサーには速く走るためのパーツ以外、一切無駄なものはついていない。それどころか、何しろこの乗り物にはエンジンが付いていない」と。

全くその通り。というか、エンジンやモーターなどの補助的な力に頼ることなく、最初から最後まで自分の力だけで、力の続く限り何処まででも走り続ける事が出来る。これこそ男が男として自分の力を誇示する一番手軽な手段ではなかろうか。

自転車で100km走ったと言えば、一応に凄いと思われるし、200km走ったと言えばもっと凄いと思われる。

それが300km、600kmとなると・・・距離感が壊れてると思われる(笑

でもその100kmや600kmと言う距離は、自分と戦った距離であり、走り切る事は自分の壁を越える事なんです。だから走り切る事に快感を覚えるのです。

それにしても普段本を読むと、新しい知識を得て喜ぶ頃が日常ですが、この本は最初から最後まで共感を覚える本でした。

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