対米従属
★ 平成21年3月10日(火) 対米従属 |
民主党代表の小沢一郎氏の秘書が逮捕されたという報道は誰でも知るところ。 当初、麻生氏が仕掛けた?と考えましたが、麻生氏はそこまで賢くないはず。 だとすると仕掛け人は霞ヶ関でしょうね。 少し前に話題になった小沢氏の発言。 (米海軍)第7艦隊がいるから、それで米国の極東におけるプレゼンス(存在)は十分だ(2月24日) 日本の安全保障、防衛に関連することは日本が果たしていく(25日) 米軍でやらなくても自衛隊でやれることはやっていけばいい(27日) と、日米安保に切り込んだような発言がありました。 日米安保は日本の国是で、この条約の傘の下に米軍を日本に駐留させ、政治的に対米従属を続けているのです。 政治的と書きましたが、この国の政治は政治家が行っているのではなく、官僚達が行っている事は言わずと知れた事。つまり霞ヶ関な訳だ。 ところが当のアメリカ側は、イスラエルと言うやんちゃな兄弟がいるため、甘ったれの日本と言うお友達からは、20年も前から手を引きたがっているのです。 それを思いやり予算とか、米軍再編費用の負担とか、あの手この手を使って日本に引き留めているのが日本の政治なのです。 そこへ来ての小沢氏の発言は、日米安保(対米従属)は止めて、独自の政治をすべきとの真意が見える上で、ここ最近の麻生内閣支持率の低下によって、総選挙があれば政権交代しそうな勢いです。と言うか、多くの国民はそれを望んでいるでしょう。 そうなると一番困るのは霞ヶ関です。 写真は本文とは関係ありません 更に輪をかけて、某大臣が北朝鮮のテポドン(ミサイル)を打ち落とすと言い出したではないですか。 これ、ちょっと知ってる人ならば直ぐに分かる事ですが、ミサイルと人工衛星の区別は付かないんですよ。 北朝鮮がテポドンの先端に爆弾を積んで打ち上げたならば、これは明らかに兵器実験ですが、テポドンの先に人工衛星をつんで打ち上げたなら、これは平和利用ですから、それを攻撃した日本は北朝鮮に対して攻撃をした事になります。 もし打ち上げたテポドンが爆弾だったとしても、打ち上げた本人が人工衛星だったと言い通せば、誰もこれを否定できないのです。 北朝鮮の人工衛星を打ち落とした日本。当然アメリカは日本が勝手にやったと言うでしょうし、日本が助けを求めても、日本から手を引く口実を探してくる事でしょう。 アメリカに手を引かれたら、独自の外交が出来ない日本で一番困るのは、霞ヶ関のお役人ですね。 しかし何とかして霞ヶ関を改革しないと、日本は変わらないよね。 ↓ポチッとして下さいましm(__)m にほんブログ村 |
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント