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2009年10月21日 (水)

臭うぞ八ッ場ダム

 平成21年10月21日(水) 臭うぞ八ッ場ダム
新政権が誕生してから1ヶ月少々、様々な報道がされる中で、私個人がどうも引っかかるのは八ッ場ダムの問題。

民主党が政権公約で、無駄な公共事業の廃止を謳って、それに基づいて槍玉に挙げられたのが八ッ場ダムなんですが、既に多くの報道等でご存知のように、既に7割がたの事業は終わっており、残りはダム本体を作るための1390億円が必要なだけだとか。

ところがもしこの工事を中止すれば、地元への賠償などで2230億円が必要になるとか。

こういった数字を出されると、中止する方が無駄じゃね?と思ってしまいますよね。

先ずここで気になるのは地元への賠償の2230億と言う数字。いったい何処から出てきたんでしょうかね?

って、これは疑う余地も無く国土交通省の官僚の試算ですね。

はい。官僚ですよ。民主党が官僚主導の政治から政治家主導の政治へと謳っている「官僚」ですよ^^

何か臭いませんか(笑

2009_10210001

また八ッ場ダムがある群馬5区(選挙区)には、民主党は候補者を立てていませんね。もっとも、群馬5区は故小渕恵三首相の次女である小渕優子議員の地盤で、地元では彼女の人気が圧倒的な事から、あえて対立候補を出さなかったと言う見方もあります。

さて、八ッ場ダム問題に関しては、前原誠司国土交通大臣が前面に出ていますが、他の人、例えば鳩山総理などはこの問題にほとんど触れませんね。何故でしょうかね?

前原氏と言えば民主党若手議員代表格ですが、私の印象としては「ちょっと思慮の浅い人」なんですね。

例えば先日の北方領土視察時の「ロシアが不法に占拠」と言う発言や、あるいは偽メール事件当時の代表だったりと、もし私が民主党代表の立場だったら、前面に出したくない人物ですね。

そして驚く事に、国土交通省の副大臣には、社民党の辻元清美議員が就任しています。

この方、平成15年に秘書給与詐欺容疑で逮捕されていますね。

翌平成16年には、懲役2年執行猶予5年の有罪判決を受けている、いわゆる前科者なんですよ。

こんな叩き所満載の国土交通省、国会が始まったら野党が黙っているはずがありませんよね。

2009_10210002

この先は全く私の個人的な考えです。三流週刊誌の記事程度に受け止めて下さい。

まず民主党にとって、政権運営する上で邪魔になって来るのは連立を組んでいる社民党の存在ですね。

何しろ基本政策が全く違いますから。例えば日米安保の問題など、社民党は日米安保その物に反対の立場ですからね

そうなると連立解消のシナリオとして、辻本議員から火をつけさせて、社民党が責任を取って一時連立を外れる、若しくは閣外協力の形を取る。

同時に民主党内の旧社会党系議員を上手い事追い出せればと言う思惑があるのではないでしょうかね。

民主党が党内意見をまとめられないのは、この旧社会党系議員達の存在があるからなんですね。

既に小沢幹事長の側近は、旧社会党勢力で固まっていると言います。これは小沢さんお得意の手法で、自分に反対する勢力を自分の側近に置く事によって、悪い言い方をすれば自分に服従させていると言います。

と言う事は、有事には側近に責任を取らせると言う事も考えられますよね。

そして前原大臣は、どちらかと言うと鳩山首相や小沢幹事長とは路線の違いを感じませんか?

つまり党内の反小沢グループ(と言って良いのだろうか?)の締め出し、若しくは押さえ込みを目的とした人事だったような気がするんですよね。

国会が始まると、この辺りの争いが楽しみですね^^

まあ、私の勝手な想像ですが、そう言う見方をすると政治って面白いですね(笑

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