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2009年11月30日 (月)

勝負感

 平成21年11月30日(月) 勝負感
昨日のボクシング、内藤選手対亀田選手の試合で、内藤選手が負けたのはちょっと悲しかったけど、亀田選手が勝ったのはちょっと嬉しかった。

ルールのある試合だから、必ずどちらかが勝ってどちらかが負けるけど、私が常に言い続ける事は自分に勝てたのかと言う事。

先ず評価出来る事は、亀田選手はデビュー以来終始「親父の正しさを」と言い続けているが、これは素晴らしい事だと思う。

「親父」と言いながらも、彼の父は彼の師匠なんだよね。

いつの時代も師匠の偉大さを証明して来たのはその弟子なんですよ。

例えばソクラテス。西洋思想の根底にあるのはソクラテスの哲学なんだけど、彼自身は何の記録も残していない。残したのは弟子のプラトンなんですよね。

釈迦や孔子にしてもそうです。何れも彼等の死後、その弟子達が師匠の偉大さを後世に残そうとして、彼等の思想を広め、それを後世に残した。

これ等の例は世界三大思想と言われる偉人達の例ですが、赤穂浪士にしてもそうですよね。

浅野内匠頭は決して優秀な主君ではなかった。むしろ、馬鹿殿だったのかもしれない。

しかし大石内蔵助が偉かった。

これは日本人の持ち味なのかな?

主君がどんなに使えない人間でも、一度仕えたからにはその生涯を主君に捧げると言う生き方。

主君が使えない人間ならば、自らを犠牲にしてでも主君を守り通すと言う生き方ですよ。

今の日本人には無いな(笑

上司が馬鹿だと、自分は不運な人間と思ってしまうのが今の日本人ですからね。

本当の武士道は、上司が馬鹿なら、自分がより一層努力をして、上司をかばい、上司を立てるもののはずなんだけど、価値観が変わったんでしょう。馬鹿な上司は立てるに値せずと言う考え方が現代日本の基本みたいですね(笑

ちょっと話が遠回りをしたけど、亀田選手の「親父」は立派な人間だとは思いませんが、でも亀田選手にはかけがえの無い師匠なんですよ。

だからその師匠を守るためには、亀田選手自信が勝つしかないんですね。

その精神が大好きなんですよ。

彼の勝負感の根底にはそれがあるんですね。だから強い。

2009_11300001

勝負感と言えば、話は全く違いますが、と言うかまたまたネタに持ち出しますが、例の事業仕分け、某元クラリオンガールが「2位じゃダメなんですか?」と言った件。

2位じゃダメなんですよ(笑

勝負の世界でさ、2位を目指すってどう言う事だ?

全く理解ができませんね。

どの分野でも、勝負って言うのは「勝つ事」が目的なんですよ。

2位以下はリタイヤと同じなんですよ。

1位を目指すから実力以上の力が必要になるし、そのために必死になって努力をする。知恵も絞る。

でも最初から負けるつもりならば、そんなに努力をしますか?

もしかしたら彼女は生涯で勝負をしたことが無いんじゃないか?と思ってしまいました。

が、しかしですよ、もしかしたら「2位じゃダメなんですか」と言う言葉は、官僚を試していたのかもしれませんね。

もし本当に勝負感を持っている人が、「2位じゃ・・・」と言われたら、本気になって怒りますよね。

でもあの時は誰も怒らなかった。つまり聞かれてる側が勝負感を持ってないんだ。

彼女がそれを試していたとすれば、これは中々したたかな女だな(笑

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