シフトワイヤー
★ 平成22年1月26日(火) シフトワイヤー |
シフトワイヤーって定期交換部品なんですよ。![]() って、常識ですよね^^; でもどの程度の期間で交換するのかと言う事については、まちまちみたいですね。 私の考えでは1年です。決して高い物ではありません。ぶっちゃけた話、1本350円位ですよ。 しかしですね、安い値段とは裏腹に、実はとても重要な部品で、しかも劣化が激しいんですよ。特に右側。 シフトレバーの中の、僅か直径1cm位のドラムに無理矢理巻かれているので、その部分が傷み易く、放って置くと切れてしまいます。 出かけた先でシフトワイヤーが切れると、とっても驚きますよね(笑 ですから、そうならない前の予防策として、常に良い状態を保っておきましょう。 あ、ワイヤーを抜き取る際には、ワイヤーの先端に被せてあるキャップ部分を、ワイヤーカッターで切り落としてしまいます。 それからギアーを前後共に一番小さい歯に落としておきます。これ大事。 では実際にどの程度使ったら切れるのかと言う事に関しては、人それぞれ、使い方にも寄って違いますから、一概にどうという事は言えませんが、ただ一つ言える事は、週に1度しか乗らないとか、あるいはもっと乗らない日が続くような人は要注意です。 常に動いている物は長持ちしますが、滅多に動かさない物は劣化が早いんです。 これは自動車整備士として働いた実体験から言っている事ですが、例えば車の場合、ほとんど乗らない車は、ブレーキのシリンダーなどが錆びています。そしてブレーキオイルが漏れている事が多いですね。 そこでお客さんに「ブレーキのシリンダーをオーバーホールします」と伝えると、「ほとんど使ってない新車みたいな車が、何でオーバーホールなんだ!」と言い返されます^^; ほとんど使わないから錆びて、そこから漏れて来るんですけどね(笑 一応目安としては、1年1万キロ前後走っている車は調子が良いですね。1年5千キロ以下は要注意です。 ![]() で、1年使ったワイヤーです。 元々は真直ぐですが、癖が付いていますね。まあ、この程度は問題ありませんが。 そう言えば自転車店で、ワイヤーに注油するメカニックがいるようですが、車屋からすると考え難い事なんですよ。 と言うか、シマノ製のBB下のワイヤーガイドには、注油禁止って書いてありますね。 ですからワイヤーは基本的に注油してはいけません。 何故なら、ワイヤー類は製造段階で潤滑に必要な油分を含ませています。また油はほこり等を吸着しやすいため、注油すると泥だらけになって動きが悪くなります。 それではワイヤーの油が切れたら?と言う事になりますが、そうしたら交換です。 余談ですが、シマノはDURA-ACE以外の製品には、標準でスチールワイヤーを付けているので、自転車購入時にはスチルワイヤーが付いているはずです。 補修用のワイヤーは全てステンレスワイヤーなので、交換すればワイヤーのグレードアップになります^^ 差はありませんが(笑 で、ワイヤー交換後のディレイラー調整は基本的に不要です。 ワイヤーの遊びだけきっちり取ってやれば、同じように動くはずです。 ただしワイヤー交換後、数日使用すると、ワイヤーの初期の伸びが発生しますので、その分の遊びはきっちり取りましょう。 さて、あっちこっち手を入れましたので、これでいい状態でブルベシーズン開幕を迎えられそうです。 ↓ポチッとして下さいましm(__)m ![]() にほんブログ村 |
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